整体では危険？！整体に行くべき症状と病院に行くべき症状とは？
こんにちは！
今回は「坐骨神経痛は病院で診てもらうべきなのか？」というテーマで記事を書いていこうと思います。
問い合わせの電話をいただいた時に、たまに「痛みと痺れがあるのですが整体院に行って大丈夫ですか？」と聞かれることがあります。
結論から先に言ってしまうと大丈夫です！
ただ、実際にお体の状態を確認してみたら、「椎間板ヘルニア」だったということもありますので、ヘルニアの場合ですと整体では施術ができない場合がありますので、無駄足になってしまいます。
無駄足にならないように今回は、
・病院で診てもらうべき症状
こちらについてと、病院や整体院、整骨院の治療や施術内容の違いが分かると相談しやすいと思いますので
・病院と整体、整骨院の違い
こちらについて今までの経験を踏まえて書いていこうと思います。
病院で診てもらうべき症状
坐骨神経痛の主な症状は、お尻から足にかけての痛みや痺れなのですが、同じような症状を出す疾患の一つとして「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」があります。
上記の３つの疾患で大きな違いは、背骨に異常があるか無いかです。
坐骨神経痛の場合、レントゲン写真などで異常は見つかりませんが、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の場合、異常が見つかります。
背骨に異常がない坐骨神経痛であれば、痛みや痺れの原因は筋肉にある可能性が高いと判断できるので、マッサージなどで施術をすることで症状の改善は見込めるのですが、もし背骨に異常があるとマッサージなどで筋肉をほぐしても背骨の異常が改善されるわけではないので、痛みや痺れの症状が改善される可能性が低いです。
また、整体や整骨院の先生が背骨の異常を見抜けていなかった場合、施術後に症状が少し悪化してしまう場合もあるので、痺れの症状がある場合は、いつ、どんな時に、どんな条件で、痺れが出るかをしっかりと伝えましょう。
あとは、坐骨神経痛の患者さんと、ヘルニアや狭窄症の患者さんとでは症状の説明内容が全然違うので、説明内容の特徴をそれぞれまとめたのでこれも参考にしてみて下さい。
坐骨神経痛の特徴
・徐々に腰から足にかけて痛みが強くなってきた
・痛みが強くなってから痺れが出るようになった
・お尻から足にかけて痺れや痛みが出る
・朝、昼、夜など時間帯によって、痛みや痺れの強さが変わる
椎間板ヘルニア
・重たい物を持った時など痛めたきっかけや瞬間が明確
・歩くのが辛いくらい痺れと痛みが強い
・立っていても座っていても痛みや痺れが常に出る
・背筋をまっすぐにできない
脊柱管狭窄症
・重たい物を持った時など痛めたきっかけや瞬間が明確
・痺れが常に出ている
・少し歩いて休んで、また歩くを繰り返す（間欠性破行）
・下半身が全体的に痺れる
上記の特徴に２つ以上当てはまる疾患があると、あくまでも僕の経験上ですが、その疾患の可能性が高いです。
上記の疾患ごとの特徴をみて、坐骨神経痛の可能性が高ければ、最初から整骨院や整体院の方が改善するまでが早くなると思いますので電話などで事前に少し相談してみて下さい。
椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は症状がかなり強く出ることが多いので、上記の症状が強く出ている場合は、まずは整体ではなく、整形外科さんなどで診断してもらうことがおすすめです。
病院と整体、整骨院の違い
どこに相談に行くか、上記の症状による判断も基準の一つになると思いますが、主に「どのような治療が受けられるか？」も相談先を決める大事な基準の一つになると思いますので、これからどのような治療が受けられるのか簡単に解説していきます。
病院
整骨院や整体院との大きな違いは、まずはお医者さんが診てくれることです。
レントゲンやMRIなど大きな機械を使って体を詳細に検査して診断できるのはお医者さんしかいません。
なので、骨折やヘルニアや脊柱管狭窄症の疑いがあればまずは病院で検査を受けることがおすすめです。
肝心な治療内容ですが、病院によって違いがあるのは当然なのですが基本的には、ヒアルロン酸や痛み止め注射を含む投薬治療、リハビリ（マッサージのような）、電気治療（低周波）、牽引（背骨を伸ばす）、包帯・テーピングなどが主な治療内容になります。
基本的に保険診療になるので、治療時間に関してはそれぞれ10分程度になると思います。
整骨院
整骨院・接骨院ではぎっくり腰や寝違え、捻挫や打撲などの急性期の怪我を保険適応で治療を受けることができます。
保険適応で安くマッサージを受けられると考えている方もいるかと思いますが、厳密には急性期の突然の怪我のみが保険適応で慢性腰痛や肩こりなどは整骨院では保険の適応になりません。
ただ、保険を適応させない自由診療という形で慢性症状に対して施術を行う整骨院が非常に増えていて、整骨院さんごとに様々な施術を受けることができます。
主な施術内容は、マッサージ、電気治療（低周波、ハイボルト、EMS、超音波など）、包帯・テーピング、鍼治療など。保険適応外で骨盤矯正や肩甲骨はがし、姿勢矯正など整骨院さんごとの施術コースがあります。
整体院
よく整骨院と整体院の違いは何ですか？と聞かれます。
一番の大きな違いは、保険が使えるか使えないかです。
整体院では保険診療はしていないです。
施術内容に関しては整体院ごとに内容が全然違うので、気になる整体院があればホームページなどをみて確認するのが良いと思います。
ただ、基本的にはマッサージが主な施術で、施術の目的が痛み改善するための治療が目的の施術なのか、リラクゼーションが目的なのかで同じマッサージでも施術の効果が大きく変わりますので、そこも注意して確認する必要があります。
まとめ
上記の疾患ごとの特徴をみて坐骨神経痛の可能性が低いと判断できた時は、まずは、整形外科さんでレントゲンやMRIなどで詳しく検査を受けることをおすすめします。ただ、ヘルニアや脊柱管狭窄症ほど症状が強く出ていない場合は整骨院や整体院でも施術可能なので、心配な方は最初に電話などで軽く症状を説明して事前に相談してみて下さい。
当院ではご予約時に事前に症状について簡単に確認してからご予約を受けております。もし坐骨神経痛や他の症状でお悩みの場合はお気軽にご相談下さい。
お悩みを早く改善できるように全力でサポートさせていただきます。
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